腕時計の選び方

最も無難な腕時計を選ぶなら、まずは安価な電池式がオススメです。

・予算 108円以上~

仕事で腕時計の必要性を感じた、または他人の腕時計を見て自分も欲しくなった、人によって理由は様々ですが、とりあえず無難なデザインの腕時計が欲しいなら、買っても無駄にはなりにくい、従来型の電池式クォーツ時計をオススメします。価格的には千円前後からですね。または3千円以下の商品がオススメです。

この価格帯はカシオや、シチズンの「Q&Q」ブランドが強いですね。アナログ式で、文字盤はやはり白が無難といえます。飽きにくくて軽く、取り扱いも容易です。なお100均の時計でも充分正確ですよ。

一度時刻あわせをすれば、最低数ヶ月は時刻の修正も不要です。すぐに元が取れて、何年も使えますし、もし使わなくなっても最小限の出費で済ませられますよ。

なお、電池が切れても時計店で交換して使うか、または新しく買い換える形での使用になります。

 

この電池式時計にも様々な種類があり、日付けや曜日表示の有る無しもお好みで選びましょう。なおカシオなどは「フルオートカレンダー」といって、時計に年月日を入力すれば「うるう年」も調整してくれる、100年後までのカレンダー機能のあるモデルもあります。

逆にカレンダー機能の無いモデルは、毎月を31日までカウントするので、月が変わればその都度、日付けや曜日を調整し直す必要があります。少し高い、普通のクォーツ式時計はこの手間がかかる場合が多いです。まあ高い時計ほど手間がかかるのは普通と考えましょう。

本当は電波ソーラーの腕時計の方が快適で、時間が常に正確で手間もかからないのですが、人によってはソーラー式は明るい窓辺に置くなどの充電が面倒に感じる方がいます。また毎日屋内で働いている場合でもソーラーは充電不足になる場合もあり、向き不向きがあるので、万能な従来の電池式をオススメします。

 

 

秒単位で、正確な時計が欲しい方の場合は「電波時計」

・予算 3000円以上~

仕事で正確な時間を知る必要がある、電車やバスに乗る機会が多い方には断然、電波時計が良いですね。電波時計は、毎日標準時間を受信して時刻を自動修正してくれます。なので、受信できている限りは常に正確です。手動で時間を直す手間が要らないのでとても楽ですよ。

最近では、中国で組み立てた製品なら3000円程度からあります。置時計でも、もう一般的ですね。アナログもデジタルも選べます。色々なメーカーから出ていますから、お好きなデザインを選ばれるのが良いですね。安価な物だと、「J-AXIS」ブランドあたりがコストパフォーマンスが高いです。

また、電波時計は日常でも最低一つは必要かと感じます。現代人には必須だと感じます。

 

なお、電波時計は受信の為に時計を特定の方角に向けておく必要があります。寝る前にその方角に向けておくのが面倒、または自宅が標準時刻の電波を受信しにくい環境の場合はやや不向きといえます。

時間がズレている状態から標準時刻の電波受信に成功すると、アナログ式なら自動でクルクルッと針が早送りされて、正確な時刻にピタッと合わされる一連の動きは、まるで時計が生きているような、不思議な感覚もあります。なおデジタルですと一瞬で時刻が変わります。

 

 

長持ちタイプの時計なら、「ソーラー」電池式

・予算 3000円以上~

通常の電池式時計は、電池の寿命は3年程度です。これは機種や使用頻度により異なります。電池が簡単に交換できるタイプなら良いのですが、通常の+ネジ以外のものでフタがされているタイプが多いです。そういった電池交換の煩わしさから開放されるのが、太陽光で腕時計が充電できるソーラータイプです。

厳密には時計内部に2次電池が使われていますが、その寿命が約7年程度と長寿命です。しっかりとこまめに充電すればより長持ちする場合も。長い場合は15年、20年もった例もあるようです。

これは時計の文字盤の下にソーラーパネルがあり、かすかな光でも充電できるようになっています。蛍光灯の光でも充電できます。できれば月に一度は窓辺に置いて、直射日光に何時間も当ててあげるのが寿命を延ばすコツです。

 

最も手間要らず!両方を兼ね備えた「電波ソーラー」

・予算 約10000円以上~

電波時計とソーラー電池の機能を両方備えているのが、この「電波ソーラー」。メーカーによって多少名称が異なりますが、各社から出ています。常に正確な時間を示し、明かりで充電できるので全く手間がかかりません。最も便利なタイプの腕時計といえそうです。

また、高機能な機種ですと、国内だけでなく外国でもその国の標準電波を受信できるものもあります。(カシオの「マルチバンド6」など) 少々高額にはなりますが、標準時刻の電波を毎日受信している限りは1秒の狂いもありませんし、自分で時刻や日付けを直す必要がないので面倒が無く、長く飽きずに使えるタイプですね。

購入したら、壊れるまでそのまま手間無く使えるので、ものぐさな方には一番向いています。

 

 

 

電池を使わない、味わいと拘りのある時計なら「機械式」

・予算 3000円以上~

電池も不要な、ゼンマイ式。1日で何秒も時刻がずれるので時々時刻修正が必要ながらも、そういった「手間」が愛着を呼び、耳元で時計のゼンマイの「音」も楽しめるのが特徴です。

中国で生産された製品ならば、3000円からあります。品質的にはあまりオススメできませんが。それでも、しばらくの間楽しんでみるのには良いかもしれません。オススメは、約6500円程度からある「セイコー5」。充分に高品質で、経験上丁寧に扱えば10年はもちます。

大きな洋服店にいくと、数千円くらいの安価な機械式時計も扱っていたりします。高品質なものは時計専門店で購入できます。ご予算で決めるのもいいかもしれません。

また電池式と違い、1日に数十秒ずれる、重いなどのデメリットもありますが、秒針が止まらずに滑らかに動き続けるのもまた味があります。デザインも凝った物が多く、多少の時間のズレは気にしない、魅せるための優雅な時計なら機械式ですね。

 

機械式を長く使うなら、8000円以上で、日本製の物を選んでください。3000円以下の中華製の商品は正直言って時間もあまり正確でなく、長持ちしません。少し高価な商品の方が、結果的にお得ですよ。

 

かなりマニアックな「アンティーク時計」

・予算 800円以上~

腕時計に詳しくない方には向きませんが、20年~30年以上前に生産された古い時計も、時代を感じさせるデザインの物が多数あり、時計好きにはたまらないモデルもあります。(キングセイコーなど。)

クォーツ式の古いモデルなら、中古品が千円程度で変えたりしますが、逆に機械式のアンティークの懐中時計などは数十万するものも珍しくありません。価格や程度にかなり幅がありますが、アンティーク時計ならではの楽しみ方もあります。

 

100年ほど前にハンドメイドで生産されたアンティーク時計は、職人による手作りの作品です。純銀製や18金のものもあり、彫金が施された非常に美しいものが多いですね。メンテナンスや扱いが大変ですが、これも一見の価値があるといえます。

アンティーク懐中時計は大体5万円程度から購入可能です。アメリカ製の物が多いですね。

 

腕時計の文字盤

腕時計の文字盤も、色々なデザインがあります。貴方のお好みや使用目的で選んでみるのも良いですね。

好みもありますが、時計の文字は「1.2.3」で表すアラビア文字と、「Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ」で表すローマ字があります。また文字を使わず、シンプルに棒だけで表す「バーインデックス」もあります。個人的にはローマ字タイプが一番見栄えが良いと感じます。

そして時計の針の色も、シルバーや赤、ブルーなどバリエーション豊富ですよ。

 

シンプルな「2針」、「3針」

時間を示す「時針」、分を示す「分針」、秒を示す「秒針」の3つがあるのが「3針」、そこから秒針のないのが「2針」となります。最もフォーマルで、冠婚葬祭などの正式な場所での使用に向きます。また視認性も良く、最も無難なデザインでもあります。

 

より多機能な、針の多い「多針」、「クロノグラフ」

デイデイト式の時計

・画像は秒針で日付と曜日を示してくれるタイプ(デイデイト)の時計。

時刻以外に、日付や曜日を示す針の付いた多針タイプもあります。ストップウォッチ機能の付いた「クロノグラフ」や、機械式時計のゼンマイの巻き具合を示す針の付いたものや、自国と同時に外国の時刻も示す「GMT」機能の付いた文字盤の機種もあります。

こういった「多針」モデルも、なかなかカッコ良いですね。もちろん個人の好みもありますが、高級感があります。なお非常に安価なモデルは小さい針が飾りで動かない「なんちゃってクロノグラフ」もあります。あれは相当見栄えがアレなのでオススメしません…。

クロノグラフも人によって好みが分かれますが、文字が小さい分、老眼の方には向きません。若い方やシンプルな文字盤が嫌な方にはオススメですね。

 

 

腕時計は複数個持ち、使い分けるのが理想ですね。

もし腕時計を一つだけ選ぶなら、上記のように白い文字盤の3針クォーツをオススメしますが、理想は白のフォーマルな腕時計、そしてファッションウォッチとして黒やグレーのお好みのデザインの時計を持つのがベストですね。最低3本、理想は5本くらいですね。

また、時計は値段ではないです。予算内で複数個持ちましょう。ただ、営業などで他人に腕時計を見られるような環境であれば、1万円以上くらいの物が無難です。たとえばシチズンの「REGNO」シリーズなど。シンプルで無難なデザインで、万人向けなのでオススメします。

なお腕時計は軽いほうが楽で、快適です。高価な時計はわりと重い物が多いです。品質に関しては、日本のメーカーの物であればどれも充分なクオリティーといえます。また好きなブランドで選ぶのも良い方法ですね。

 

 

時計のケースサイズに注意!

時計のサイズには流行があります。昔は小さいサイズが受けて、最近は大きいサイズ(ビッグフェイスともいいます)時計のケース部分が40mm以上からビッグフェイスかと思いますが、正直、腕の太さとのバランスも重要です。日本人はやや腕が細く、実際は38mmくらいがベストバランスな気がします。(腕の太い人は別ですが。)

要は腕の幅よりも少し時計が小さいほうが見栄えが良いわけです。腕が細いのにケースサイズ43mmなどの大型な時計を付けると、腕の幅より時計の方が太くなってかなり不恰好になります。

 

無難な腕時計の選び方は、飽きの来ないシンプルなデザインの時計を、実際に実店舗で実物を確認し、試着してみて見栄えや重さをチェックして買うのが最も良いと考えます。

また、腕時計はカタログで見るよりも、実物の方がカッコ良い場合がほとんどです。実際に貴方の目で確認して、気に入ったデザインの商品を見つけて下さいね。

 

 

腕時計を買う前に、抑えておきたい事

時計は、実物を見て選ぶのが大事です。

腕時計は、カタログやサイトの画像だけで選ぶのは得策ではないです。何故かというと、画像よりも実物の方がカッコイイ場合がほとんどです。真っ白な時計は大体画像と同じですが、黒や青、シルバー系は画像では分からない綺麗さがあると思います。

微妙な色合いほど、実物を見ないと分かりません。なので、欲しい時計はまず、実店舗でよく見てから選ばれる方が失敗しにくいですね。

 

腕時計の重さに注意

これも多くの方が通販で買ってから気が付く場合が多いのですが、腕時計も製品によって軽いモデルと重いモデルがあります。軽いクォーツでも、大型な高機能モデルは重いものがありますし、重くなりやすい機械式でも、シンプルなモデルでは軽い物もあります。

この時計の重さが、個人によっては「重すぎる」場合があり、折角購入しても後で後悔する場合が多いです。なので、これも実店舗で実際に試着してみて重さを確認しておきましょう。

メーカーも、カタログで軽いモデルは重さを表示しても、重いモデルはわざと重さを表記しないことも多々あります。必ず重さを確認してから購入しましょう。せっかく通販で気に入ったデザインの高い時計を買っても、重すぎて泣く泣く手放す例が後を絶ちません。

 

最もお勧めなのは「正規販売店、マスターショップ」での購入です。

腕時計は、理想は正規販売店で試着して購入されるのがベストです。販売員の方も大変知識豊富で、お好みの色や用途にあった商品をお勧めしてくれます。金属ベルトのサイズ調整などもキズの心配なく、大変綺麗にベストサイズに合わせてくれますよ。

また、正直言って「最も出来の良い個体」が買えるのも正規販売店です。腕時計は完成後、時間精度などのテストをクリアした個体が販売されます。そしてテスト結果の最も良い製品が当然ながら、まず正規販売店に並ぶわけです。

厳密には、日本製ならばバラツキが少ないので、量販店で購入するのもアリですが、本当に長く愛用したい最高精度の時計が欲しいなら、正規販売店で購入しましょう。またマスターショップでしか買えない限定品もありますよ。

 

値段の高い時計は、少々気を使います。

腕時計の装着画像

画像は、管理人の愛用する定価12万円の「オリエントスターWZ0061DJ」。GMT機能搭載で、デザインが気に入って買ったのですが、あまりにキレイなのでキズを付けない様に気を使ってしまいます。平日はほとんど使用せず、休日にだけ使うようにしています。

 

オリエントスターWZ0061DJ

ぱっと見で30万円クラスの時計と変わらない質感に感じます。基本的に値段が高めの時計はキズを心配して時々しか使わないか、あるいはキズを気にせずドンドン使うかのどちらかに分かれると思いますが、どちらにせよ慎重な扱いが必要になり、日常の使い勝手はむしろ良くないですね。

 

ケースに入った腕時計

こういったシンプルなデザインの時計はフォーマルにもカジュアルにも使えるので便利ですが、高いので「特別な時計」として時々しか使えません。また重量も175gとかなり重く、バンドをキツめに巻いてズレないようにする工夫も必要になります。その為長時間の着用にもあまり向きません…。

ただしとてもキレイなので、電車内やお店のレジなどでは多少ジロジロ見られます。靴もそうですが、時計は見られますね。また良い時計をしていると、時計店に入っても店員さんの態度が違うのは実感できます。(笑)

 

「見栄えはとても良いけど、実はあまり快適でなく、キズが心配になる」のが高価な時計の特徴です。これは高価なほどこの傾向は高くなりますね。

安い時計なら、見栄えは落ちても使い勝手は良いです。そして高い時計は見栄えは良いですが使い勝手は落ちます。要は一長一短なんですね。なので、まずは扱い易い安価な時計から所有してみるのが得策だと思います。

 

高級ブランド時計のヒミツ

高級ブランド時計も大変キレイで、憧れもありますが、実は1万円程度の「安いモデル」もあります。正規販売店が国内に輸入しないだけで、各ブランドの本国では普通に買えるらしいですね。

ブランドイメージを保つためでしょうが、もしスイスやドイツあたりに旅行することがあれば、その国の時計店を覗いてみると、面白い発見があるかもしれません。

また、外国の某ブランド時計は、100万円しても中身のムーブメントは5万円程度の社外品だったり、価格と品質があまりあっていないような話も聞きます。逆に値段に相応な高品質ブランドもありますが、精度を求めるなら国産品をオススメしますね。

 

美術品と言えるような美しさを腕時計に求めるなら、だいたい50万円以上になります。個人的には80万円以上から別格の美しさを感じますね。見るだけなら無料ですので、高級時計店でブランド時計を眺めるのも楽しいですよ。

サイト管理人は時々、高級時計店を訪れますが、店員さんの丁寧さ、店内の美しさは別世界のように感じますね。お店によっては店内で購入客にスイーツを振舞っていたりします。

ややお店に入りにくい印象もありますが、良い時計でもしてないとセールストークに遭うこともありませんし、息を呑むような美しい腕時計を見れます。ただ購入意思がないならば試着は避けて下さい。